「お・ど・ぼ」または「ど・ぼ・づ・け」。ぬか漬けのことをそう呼びます。夏のあいだ、
おどぼ は毎日のように食べるお漬物。漬ける野菜は主にお茄子ときゅうりです。
わが家には何年物のぬか床というのがなく、夏のはじまりにあわせて毎年新しいぬか床を用意します。6月下旬、家のしつらえを
夏建具に取り替えるとまもなくお祭り〜17日の山鉾巡行〜梅雨明け宣言を聞きいて〜土用干しを済ませて〜。ぬか床は日を追うほどいいあんばいに醗酵が進んで、おどぼの美味しさにも磨きがかかってゆきます。状態のよいぬか床は、パン生地がフワーと醗酵して膨れるように容器いっぱいに膨れ上がっているもので、攪拌する手ざわりでよくわかります。小家族でも管理の負担なく、美味しいお漬物を食べられないか、、。そう思っているうちにできたレシピがこれ。
ぬか床レシピ
米ぬか1kg、塩100g、赤唐辛子1〜2本、ビール500m缶2本
※
冷蔵庫で保管するようにして毎日の攪拌が不要になりました。
1日半から2日で漬かります。
みずみずしい色のお漬物が食卓にあると、ん〜幸せや。そんな気分。
器のなかの色鮮やかなお茄子ときゅうり、自然の色はそれはそれはきれいです。ぬか床から取り出した瞬間から、空気にさらされたお漬物は刻々と退色が進み、味も変化していって食事を終える頃にはおどぼの旬もおしまいに。はかなきモノは美しい。。お漬物は生き物。刻一刻、色、味の変わっていくもの。ゆえに美味しい!
漬かりすぎのおどぼは、そのままでは酸味や塩気が強すぎて食べられませんが、薄く刻んで「ケ出し」して酸味と塩気加減を調整し、クセのある味を楽しみます。炊き立てのご飯とも相性のよいひと品になるのです。知恵ですね。
2010/09/10記 |