秦家住宅公開30周年記念 冬季企画 『本非源氏式(ポンピゲンジシキ)』
茶歌舞伎との出会いは「楽町楽家 2005’」(住まいとして本当の町家を体感してもらうイべント)に会場として参加したのがきっかけでした。ご縁はそれから20年…
江戸末期から製茶業を営まれる5代目宇治茶師 谷口郁男さんに茶歌舞伎(利き茶)」を通して美味しいお茶を味わいながら、「大人のお遊び」を楽しくご教示頂きます。
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茶かぶきとは…
はまってしまうと抜け出せない、大人の遊び。
遊ぶという意味の古い言葉で「かぶく」から、お茶で遊ぶという意味で、茶かぶきと言われています。
その茶かぶきとは、複数のお茶を飲み比べ、それぞれの銘柄や 産地などを見極めて当てる、いわゆる「利き茶」のこと。
またその当たり外れにお金を賭けて遊んでいた、いわゆる博打でもありました。
中国の宋で始まり、日本には約700年前の室町時代後期に 伝わったとされています。
「茶歌舞伎」「茶香服」という当て字が使われ、元々は「闘茶とうちゃ」と呼ばれていました。
闘茶と言われていた当時、最高級とされた京都の栂尾高山寺の「栂尾茶」と、宇治寺の茶園で採れた「宇治茶」を 「本茶」と呼び、それ以外の地で採れたお茶を「非茶」 として、
本茶を当てるという遊び方が主で、これを俗語で「ポンピ」と言っておりました。また当初のお茶は「抹茶」です。この当時、煎茶はまだ発明されていません。
主に武士や貴族の間で普及しましたが、だんだん高価な物を賭けて楽しむようにエスカレートしたことか ら、足利尊氏が禁止令を出したという歴史があります
この茶歌舞伎で飲み当てるには、お茶に精通した専門の知識は必要ありません。
一番大事必要なのは、「自分自身に素直な心」です(笑)、これを持ち合わせていれば良い成績をもたらします。
今回は、古式のポンピ式と江戸時代からの源氏式を合わせた茶歌舞伎で楽しんでいただきます。
(宇治茶師 谷口郁男)
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【ご案内】
◯日にち:2026年1月24日(土)3席(各席8名)
◯と き:1席 10:30~11:00・2席 13:30~15:00・3席 16:30~18:00
◯参加費:3.500円
*香水のご使用はご遠慮頂きますようお願い申し上げます。
*申し込み・問い合わせ先
秦家住宅:京都市下京区油小路仏光寺下ル
TEL:075-351-2565
E mail:mail2565@hata-ke.jp
◯ご予約
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