7月23日 後祭宵宮 嵯峨厭離庵山門修復チャリテイーの会開催のご案内

厭離庵は藤原定家が百人一首を撰したところと伝わる小倉山荘跡に静かに建つ寺院です。
ご住職が手入れされているここは、いつ伺っても清らかな気配に包まれています。
コロコロとかわいいお子達のお出迎えもあって、⁣嵯峨野の奥の静かな古刹なのに「今」という時が刻まれている心地よさ。
それは、家をお守りしている者として意識している大切な想いと通づるところでもあります。

ご住職のInstagramで山門倒壊という思いがけない災難に遭われ、再建のための協力を募っておられると知って他所ごとに思えず、当家でチャリテイー会を開いて頂ければと声を掛けさせて頂いたのでした。

琴(きん)に馴染みある方も、初めての方も、
ご賛同下さる皆さまには是非この機会にお越し頂けたらと思います。


以下は厭離庵様 Instagramより転載しています。


⁣7月の京都は祇園祭ですが、⁣太子山の秦家で琴會を開催いたします。⁣

祇園祭後祭の23日夕刻より⁣秦家宵宮の場にて厭離庵の山門修復のチャリティーの琴會にお使いくださいとのありがたい申し出を受けました。⁣

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⁣ご案内【後祭ノ琴會】太子山 秦家住宅⁣

2023.7.23(日) 16時半 開場⁣ 
       17時開演〜19時終演⁣

会費:3,000円⁣

⁣申し込み・問い合わせ先⁣
疇祉琴社:社中 大澤玄果⁣
TEL:090-3974-4080⁣
MAIL:shigururushigururu@gmail.com⁣

秦家住宅:京都市下京区油小路仏光寺下ル⁣
HP申し込み・問い合わせフォームをご利用ください。

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⁣日本で現在「こと」といいますと⁣十三絃の箏を「こと」と⁣思われる方が多いですが、⁣
琴は中国の神話時代に起源を持ち、漢代より姿を表し日本にも奈良時代に伝わっています。
古来、
琴「きんのこと」七絃、⁣
箏「そうのこと」十三絃と⁣
区別されていました。

この度は琴「きんのこと」の演奏会を開きます。琴は今では古琴(guqin)、七絃琴、とも呼ばれています。⁣
祇園祭の山鉾にも古代中国の説話に基づく、鶏鉾、白楽天山、伯牙山などがあります。⁣

⁣このような機会(四年振りに平生どおりに行われる祇園祭)をチャリティーに供していただけることに深く感謝申し上げます。⁣

また、気前よく琴會開催を即刻承諾していただきました疇祉琴社主宰伏見无家先生、不肖の弟子の難儀に再び助けてくださり痛み入ります。⁣

⁣きっと江戸時代にも祇園祭の京都で琴は弾かれていたでしょう。⁣

⁣秦さまの建物と生活の一体となる「住まい」に宿る陰翳の濃さ、祇園祭後祭宵宮の風情、⁣
東アジアの古い音楽性を今なお残す七絃琴の曲調にご興味ございましたら、また厭離庵を不憫に思ってくださるお方、是非ご参加ください。よろしくお願いします。

                                    嵯峨 厭離庵